今日のゆめじょ

どうしようもなく夢見るオタクの低脳ハッピーブログ

推しが自殺した

推しが自殺した。

何を言っているか明確だと思うがわたしには何が起こっているのか分からなかった。

事の経緯を簡潔に述べれば、2019冬アニメの中で特に好んで観ていたうちのひとつ、「バビロン」という作品の中での推しが7話目にして自殺した。推しの名を九字院偲と言います。

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いかがですか?綺麗な顔してますよね、生きてますよこの時は。まあこのあと死ぬんですけど……………

とにかく彼は顔が抜群によろしくて21世紀絶対スーツを着てキメてほしいランキング上位に食い込む(私界隈)ほどスタイルが良くて多摩東警察署警部補を務める成人男性です。髪いつも後ろで無造作に結ってるけど下ろしたらそれはもう国立美術館が黙ってないほど美しいんだろうな………まあその姿を見せてくれる前に死んだんですけど………

話としてはかなり政治的で1話目から複雑だし主役級の子も死ぬしであらすじは省きますけど正直いつこのアニメを観れば精神状態が比較的安定するのかわからないほど辛い。わたしは1話目を休日の朝8時に観て後悔した。でもリアタイしても深夜寝れずに病みそうだし、昼観ても午後からの業務に支障をきたしそう。極論精神を休ませる環境がある時と場合じゃないと立ち直れない。

それでも推しは主人公(東京地検特捜部、正崎善)と「犯人捕まえましょうや」ってなんかええ声(cv.櫻井孝宏)で奮闘するわけですよ…そんなん応援するしかない、というか君がいないと正崎だって挫折しかねなかったじゃん、正崎の心の支えが死ぬとかそんなんあかんやん、、??????なのに死ぬ。正崎の目の前で自殺する。なんで、、??????

なんで、とか言ってたって仕方ない。死んだんだから。それでも最期に「伝えなければ」って自らの脚に発砲することで正気を保ちながら正崎のもとへ進む九字院偲、最高に九字院だったし何より捜査班に入るよう呼ばれた時も「正崎さん友達少なそうだから(来てあげたんですよ)」って言ってたくせに死ぬ直前「正崎さんは私(アタシ、かもしれん)の数少ない友達ですから(警告しにきたんですよ)」なんて正崎の肩に顔埋めて言うのは本当にずるい。

死ぬ直前じゃなかったらキャー‼︎とかアホみたいに興奮しただろうけどこんな場面でそんなこと言われたらこちらとしては泣くしかない。涙腺の準備をするしかもう手立てがない。

脚撃ったくらいなんだから死ぬわけないだろう、と正崎は励ますつもりで言ったしわたしもそうだよ正崎よく言った!!!!!って一瞬希望を持ったけどその後例のヤバヤバ台詞を吐き出した後に九字院手元にあった拳銃で自ら脳天打ち抜いちゃった。

あの時の推しの顔一生忘れられない。

でもなぜか推しが死んだところを観たとき、心が一瞬なくなったような感覚になって、つらいとか信じたくないとかいう感情より先に「あぁ九字院ってどれくらい女の人抱いてきたんだろうな」とか「くじせい(九字院×正崎)ってアリでは???」とかどうでもよくないけどこの状況では二の次くらいのオタクの感情が湧いてた。

それからちょっとしてからなぜか心がハチャメチャ重くなって泣いた。死を目の当たりにした時は「推し死んだ…???」くらいだったのに、時間の経過とともに涙は出てくるし気づいたら壁にぶつかってるし親にまで「どうしたの…?」と心配された。どうしたんだろうねマジで。わたしが聞きたい。いや何より九字院偲、お前がどうした???

今まで推しが死んだことはあった。でもそれは不慮の事故であって、避けようと思っても避けられないもので、今回の九字院はほんの数分前まで犯罪を許さないと奮闘していた。そんな彼が曲世愛の一言によって自殺してしまったということが辛い。ヤバい。

語彙がないから辛いヤバいしか言えないけど、なんというか推しがたった数秒接触した女に感化されてしまったという脆さと事実がきっと衝撃的すぎたんだと思う。

そして何よりちょっとびっくりしたのは、「九字院に抱かれたかったな…その前に死んじゃったな九字院…」って思ってしまったことだった。

わたしは5〜6年前くらいまで自己投影型ゆめじょキメてたけど最近はもっぱら男女cpかblがすきで、自分を推しと絡ませるのは解釈違いになりつつあった。もちろんたまに推しと付き合ったら〜とか思うことはあるけど本気で抱かれてぇ〜ッッッ!とかはそんな…思わんかったのに思っちゃったんだよななんで???

そこでやっと「あ〜わたし九字院偲にガチ恋してたんだな…」って気づいた、気づいて余計に悲しくなった。明日からまた仕事なのにどうしたらいい???忌引きって使えるのかな

なんせ自己投影型ゆめじょは推しと付き合ってるので(個人差があります)、言うてみればわたしは彼氏が死んじゃった女なんですよ、心身共に休ませて欲しいマジで。

とりあえずスマホで遺影作成して手を合わせました。

明日は喪服のつもりで全身黒ずくめにするつもりだ。

それくらいしか今のわたしには思いつかない。

まあ抱かれてぇな〜!!??っていうのは多分死ぬ直前に九字院が「男ならお分かりでしょう、セッ…のあの感じですよ」って曲世愛のことを評してたこと引き摺ってるんだと思うんだけど、

①九字院偲がセッ…とか言った

②当たり前だけどdtじゃなかった

この2点を引き出したのが曲世愛だという事実にショックを受けたんだろうなと思う。

わたしは推しにはできるだけ綺麗なものに囲まれて幸せでいて欲しいタイプなので、九字院偲が曲世愛という人間に汚されていくのが怖かったんだろうな…

明日からどれくらい時間が経ったら推しが自殺した、という事実を消化できるようになるのかわたしには皆目見当がつかない。

週1で観ていただけのアニメに、ワンクールの真ん中で死んでしまった推しに、自分がどう向き合うのか、忘れていくのか怖くて仕方ない。

九字院偲の最期は意味あるものだったと思いたい、例え曲世愛に惑わされて、狂ったまま自殺したのだとしても数少ない友達の正崎のために生きたんだと思いたい…………